住宅構造学

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
244001   生活環境学科 後期 2・3・4 2 村上 直也

授業の主題(テーマ)
住宅建築の構造材料および構造方式、合理的・経済的な構造計画について

授業の目標(講義概要)
「住宅」は人間の生活を容れる器といえます。人間の生活・活動の場としての「住宅建築」の形状・機能を保たせることが「建築構造」の目的となります。また同時に「建築構造」は、個々の機能や使用材料の特質等諸条件を考慮した、合理的かつ経済的なものでなくてはなりません。そのような視点に立ち、住宅建築構造の基本的特質と展開・応用について学習します。

授業計画
第1週 住宅建築の構造要件
第2週 構造の種類と構成・各種構造比較
第3週 木構造/概要・構造計画要点
第4週  〃 /在来・軸組構法 構造・材料・施工特質
第5週  〃 /2×4構法 構造・材料・施工特質    
第6週 鉄筋コンクリート構造/概要・構造計画要点 
第7週      〃     /構造特質 
第8週      〃     /材料・施工特質 
第9週 鉄骨構造/概要・構造計画要点 
第10週   〃  /構造・材料・施工特質
第11週 補強コンクリートブロック構造/概要・構造計画要点
第12週        〃       /構造・材料・施工特質
第13週 プレファブ構造/各種プレファブ住宅の概要・特質(木質系・鉄鋼系・コンクート系)
第14週 工業化構法/システムと応用(住宅計画と工業化について)
第15週 まとめ

評価方法
授業内小テスト・レポート、定期試験による基本点、授業出席状況および学習態度等を総合的に判断し評価します。

テキスト
使用しません。授業内容により適宜資料プリントを配付します。

備考
建築は、その使用目的・形態規模・構造方式・使用材料・施工方法等の各要素が相互に深く関連し一つの目標に向かうものです。専門教科目の学習においては、一つの教科目の中だけでの学習がそのすべてではありません。各要素を全体的に捉え、思考・制作の過程でそれらを合理的にまとめ結びつけていくことが重要です。